現在所有している銘柄(ティッカー)について解説:SOXL編

解説と言える程知識があるわけではありませんが、私の構成銘柄の一つであるSOXLについて初心者目線で紹介します。あくまでも「初心者」目線であることをご承知おきくださいマセ(要するにそんな詳しくは解説できない、という意味で)。

SOXLとは

SOXLと書いて「ソクル」と読みます。正式名称は「Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF」。半導体の指数である「PHLXセミコンダクター・セクター指数」の300%のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すETFです。

※2024年1月現在「NYSE半導体インデックス(ICESEMIT)」に変更となっています。

この指数は半導体の設計・製造・流通・販売を行う企業30社で構成されており、この30社の中にはNVIDIAやTSMC、クアルコム、インテル等の名だたる半導体企業が組み込まれています。

半導体は「産業の米」とも呼ばれており、私達の暮らしが豊かになるためには必要不可欠。今後さらに発展が期待される分野でもあります。

SOXLはレバレッジ系ETFの一つに数えられる銘柄ですが、最近の半導体関連企業の値上がりを受けて注目され始めたETFの一つです。

かくいう私も、2021年の4月頃に初めて購入。その頃はすでに大きく値が上がり始めた頃で、1株辺り42ドル台の水準でした。

買い始めた当初はホールド枠として購入は考えておらず、上がったら売る、安くなったら買うのスイング枠として運用していて、別項でも解説するTECLと併せて積極的に売り買いを行っていました。

ボックス相場を抜けた10月以降は買増しのみを行っており、現在112株を所有しています。その後再び上がったり下がったりのボックス相場となっており、現在も引き続きボラティリティの高い銘柄となっています。

SOXLは今後も大きく下がったタイミングでまとまった額を購入する予定でしたが、そういった管理も時間を使いますので、月初めにさっさとまとめて購入しようかなと考えています。

SOXLに投資している理由

冒頭でも紹介した通り、半導体は産業の米と言えるほど重要な役回りを担っており、PCやスマホ、自動車や家電に至るまで半導体が利用されています。

半導体が無ければ便利で豊かな暮らしは得られず、我々人類がさらに利便性を求める際にも必須の分野となります。

現在はコロナ過による巣ごもり需要で半導体不足に陥っており、様々な「モノ」が生産できずに品薄状態となっているそうです。各種半導体企業もそれに伴って株価も上昇しており、またこの状態は今後も続いていくと予想されています。

また、これから第4次産業革命が本格化していくと言われている現在、半導体の分野は益々発展していきます。これはもう確信というか、断言できますね。何せ半導体は「産業の米」です。我々日本人の主食ですからね。なんなら産業のパンでもイモでもいいですね。アレ、ちょっと脱線したかも。

そんな重要度激高の半導体関連企業にまるっと投資できるのがこのSOXLです。しかも3倍のレバレッジを掛けているわけで、これらの半導体企業が大きく発展した際の爆発力はすさまじいものがあります。

同じくハイテク分野にも同様のことが言えます。そこを担っているのが同じく3倍ETFであるTECLなのですが、ここについてはまた別記事で紹介したいと思います。

当然逆の動きもするわけで、ここ最近のボラティリティも凄まじいものになっています。1日で平気で10%とか下がったりしますからね・・・。私の場合、約85万円分程のSOXLを保有していますが、1日で10万円近く下がったりしますので、とんでもないリスク商品でもあります。

産業の米とは、産業の中核を担うものの事を指します。高度成長期は「鉄鋼」がそう呼ばれていました。現在は半導体になっている、という話ですね。
尚、半導体の次は「バイオテクノロジー」がその中核になるのでは?とも言われています。バイオテック分野の3倍レバである「LABU」も現在気になる銘柄の一つです。

ノンレバレッジのSMHもオススメ

尚、こういった大きな動きを嫌う場合、レバレッジなしで半導体銘柄に投資できる「SMH」というものがあります。

正式名称は「ヴァンエック・半導体株ETF」。連動する指数はSOXLとは違っていて、「マーケット・ベクトル米国上場半導体25インデックス」と呼ばれる指数と連動している銘柄なのですが、有名所の半導体関連企業は全て入っていますので、こちらもオススメです。

このSMHも有名な半導体関連企業にまとめて投資できるETFとなり、レバレッジも無いので日々の値動きもマイルドで長期保有にも向いています。レバレッジは嫌だという方はこちらをお勧めします。

SOXLの特徴まとめ

  • 世界の名だたる半導体企業にまとめて投資ができる
  • 半導体の分野は今後さらに成長していくセクター
  • 将来的な株価から俯瞰すれば現在はまだまだ安値圏
  • ざっくりと半導体指数(SOX)の3倍程の値動きをする
  • ほんの少~しだけ配当も出る(2022年1月現在、分配金利回りは0.05%)
  • ボラティリティが非常に高い
  • ボックス相場で逓減(資産が少しずつ減る)していく
  • 経費率が高い(0.94%)

私は今後も買増していく予定ですが、株式市場が逆イールド(景気後退)の局面になったら一度すべて利確しようかなとも考えています。

その場面が今年来るのか、数年後に来るのか・・・それは誰にも分かりませんが、何も考えずにずっとガチホというのはちょっとアレなので、今後もある程度は市場を注視していきます。

こちらも併せてご覧ください

追記:結局売らずに長期保有枠としてホールド中

SOXLの紹介記事をポストしてから1年以上が経過し、その後実際に逆イールド局面となっていますが、結局は売らずにバイアンドホールド戦略に切り替えて保有中です。

この記事を公開したのが2022年1月。その後もコツコツと買い増しを行い、2023年11月時点で保有数量は822となり、元本は約230万円分程になりました。

コロナバブル後に訪れた2022年の金利ショック局面でもがっちりと保有した結果、最大でマイナス80%くらいまで落ち込みましたが、現在は+20%程にはなっています。

このジェットコースターのような超絶ボラティリティ!まだ保有している額が小さいので耐えることができましたが、数千万円レベルで保有していたホルダーの心情はいかばかりか・・・。

とはいえ、コツ男は引き続き長期保有枠としてコツコツ買増しを継続していきます。

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