稲妻が走るも終わってみれば微妙だった2022年11月の資産運用状況

11月はCPIが市場予想を下振れしたことによる利上げ減速の期待感から暴騰。文字通り稲妻が走ったわけですが、その後は大きな上昇も無く上げたり下げたりのボックス相場に移行。12月前半にパウエル議長の講演やISM製造業、CPI、PCE、 雇用統計の発表等、重要イベントが多いため後半は様子見といった流れになりました。

年末ラリーも期待される中、なんだかスッキリとしない、消化不良な1か月となった11月ですが、今月もレバレッジに全力投資する平凡な一般市民の、リアルな資産運用報告を今月も行いたいと思います。・・・ってかもう12月。師走です。1年ホントにあっと言う間でございます。

2022年11月30日終了時点の資産総額

11月末時点の総資産(時価評価額)は¥5,168,167となりました。前月から¥-146,828(-2.76%)の減少です。稲妻が走った割には前月比でマイナスと、イマイチの結果に。

年初来は¥278,717(+5.70%)とギリギリで+。新規買い付けは約26万円で、内訳は固定分(投資信託のレバナスとiDeCo)で218,000円、残りは各3倍ETFを少しナンピンしました。

12月1日時点の数字

時価評価額と元本はこちら。そしてスミマセン。11月30日時点の各種ETFの数字を取得し忘れたので月が変わった本日(12月1日)の時点での数字を掲載しています。よって、先ほどお知らせした時価評価額(¥5,168,167)とは乖離が出ています。

昨晩はパウエル議長の想定外のハト派発言を受けての株価上昇。加えて月末の余剰資金による購入を完全に忘れており、昨晩慌てて購入したわけですが、その買付分も入っております(約6.8万円分くらい)。

元本は順調に増えていますが、時価評価額が中々伴っていません。利下げまではまだまだ我慢の日々が続きそうですが、引き続きタイミングを考えずに毎月買付けていきます。

各指数のリターン(2022年11月)

先月に続いて今月も各指数を振り返ってみます。

まずは主要4指数。CPI下振れからの上昇を受けてそれぞれ+で終わりました。え?!ナスダックも+5.30%で終わってたのかとこれ見てびっくり。私のPFはレバナスを始め、TECLやSOXL、WEBL等のハイテク・グロースで構成されてるわけですが、前月比で¥-146,828(-2.76%)です。

そうです。これがレバレッジの力!マイナス幅が大きすぎて元指数が+であっても、レバレッジ指数は元には戻らないんですよね。これがいわゆる逓減というやつですか。うん、怖いですね!

ノンレバの指数を握っている方は引き続きタイミングも何も考えずに毎月定期購入でOKですね。

こちらは年初来チャート。各指数ともまだまだマイナスですが、レバレッジかけまくりの側からすればなんとも微風な下げ幅に見える不思議。

そして直近の上昇を見るに、ようやく流れが変わってきてるか?という感じも。12月は利上げ幅が0.75予想→0.5予想の比率が大きくなっているようですが、その期待感から騰がっているようにも見えます。

ただし、現在の逆金融相場の次は逆業績相場(企業の業績が悪化して株価が下がる)が待ち受けています。煽りでもなんでもなく、逆業績相場では株価は下がると言われていますので、もう一段の下げは覚悟しておく必要はありそうです。

各種3倍レバレッジの1か月チャート。上から順にSPXL、TECL、SOXL、WEBLの順。3倍指数も終わってみれば11月は何れもプラス。SOXLは特に上昇幅が大きくて、51.87%で引けました。

・・・なのに私のPFは前月比でマイナスです。新規買付分で相殺された分も含めるとマイナス幅はもっと大きくなるのですが、11月は円高にも振れたのでその分でもパフォーマンスを悪くしてそうですね。

3倍ETFの年初来チャート。引き続き絶望。WEBLなんてまだまだ下に掘りそうな気配も・・・。各指数とも、元に戻るには長い年月がかかりそうですが、まずは半導体(SOXL)が戻ってこないと何事も始まりません。

希望的観測も入っているとは思いますが、来年の中盤~後半辺りから戻りだすのでは?という予想もチラホラ。でも予想はあくまでも予想。未来のことは誰にも分かりませんが、米国では台湾有事を受けて本土で半導体を生産できる体制に本腰を入れ始めてます。

日本も台湾TSMCの誘致や、次世代の半導体の開発で日米連携を進めるなど、半導体産業への支援を強めています。これを機にかつての栄光を取り戻すことができるのか?日の丸半導体の復活を強く願います。

尚、日本の半導体企業に丸っと投資できる国内ETFが実はあったりします。

グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF(2644)

組入銘柄の中にはレーザーテックやディスコ、東京エレクトロン、アドバンテストといった日本国内の半導体関連企業がずらりと並びます。

私は引き続きSOXLを買増していきますが、今後日本が国策で半導体分野を強化していくことが予想されますので、今のうちにがっつり仕込んでおけば将来的に大きな利益を得ることはできるんじゃないかと思います。

ソニー生命の変額個人年金に加入してみました

表題の通りですが、生命保険料控除が年間で3万円分くらい余ってたので、その分を埋めるべくソニー生命の変額個人年金に加入してみました。

毎月の掛金は3000円。まぁ微々たる金額ですが、節税も加味しつつ1円でも多く投資に回そうって考えです。

ちなみにこれは保険ではなく、その名の通り自分で積み立てる年金ですね。ソニーにお金を預けて代わりに運用してもらうというものですが、掛金が控除されるというスグレモノ。

若干手数料は高い(信託報酬:年率0.594%)のですが、控除される額の方が大きいのでまぁ許容範囲でしょうか。

購入している商品は「世界株式型GQ」。ほぼオルカンみたいなものですが、eMAXIS Slime 全世界株式(通称:オルカン)とは組み入れ銘柄が全然違います。また、アクティブファンドであり、インデックスではありません。

運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社(運用助言会社:モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント株式会社)

パンフにはこのように書かれており、参考指数として「MSCI ワールド・インデックス(配当込・円換算ベース)」の名前が出ていました。あくまでも運用は三菱UFJ国際投信株式会社が独自に行っているということですね。

で、この「世界株式型GQ」ですが、設定来の1999年4月以降で、なんと年利換算で12.12%の運用成績とのこと。リーマンショックやITバブル、世界同時多発テロ、新型コロナも経験した上でこの数字です。

・・・あれ、これってもうソニーにお金預けて運用任せておいたほうがリターンいいんじゃね?と思いましたが、私はあくまでもレバレッジ投資がメインなのでこれはこれ、それはそれです。

機会があればこの世界株式型GQについても詳しく紹介してみようかなと思います(当然私には1円の紹介料も入らないので紹介するメリットは何もないのですが・・・笑)

12月の投資方針

12月も基本方針は一緒です。定期買付分の218,000円に加えて、月末時点の余剰資金でETFや投信を購入します。

私は個人事業主なのでボーナスは無いのですが、ボーナス月ということで、年末にちょっと多めで何か買おうかなと考えています。ボーナスに浮かれる世の中の波に私も乗りたいのです笑

購入する銘柄としてはWEBLかSOXL(またはその両方)のナンピンを狙っていますが、もしクリスマス&年末ラリーで上昇してたら保留にするかも。

先にも書きましたが、これから先の相場は「逆金融相場」が終わり、次のサイクルである「逆業績相場」がやってきます。そうなれば株価はさらに下落すると言われています。

その下落を待ち、金利が下がり出した次の金融相場のタイミングで順次資金投入していくのが正解ではあるのですが、タイミングを計っての投資はやらないし出来ないので、買い時を無視する現在の購入ルールは来年以降も続けていきたいと思います。

来年以降の投資方針

来年もレバ系投信(主にレバナス)を通常NISA枠で120万円分購入します。そして再来年以降はオルカンかS&P500に入れる比率を増やしていこうと考えています。

ある程度レバレッジ系に突っ込んだ後は、レバなしの安定指数で手堅く行こうって方針なのですが、このまま数年株価が落ち込む場合は引き続きレバ商品を購入していきます。

iDeCoと小規模企業共済(MAXの月7万掛け)にプラスして、少なからず貰える年金があれば、ひとまずは老後にそれほどお金の心配する必要は無さそうと考えているのですが、レバ商品の将来の爆上げを想定するに、これ以上レバレッジの掛かった商品を買い進める必要もないのかなぁとも思ったり。

このブログは、「自分が後から振り返るための日記」という側面に加えて、「金融資産が3000万円になるまでを公開する」という目的があるのですが、その額を達成した後はその金額を大きく減らさない様な、安全で再現性の高い投資方法を紹介していけたらなと考えております。

なので、まずその額まではレバレッジを使って早く到達したいんですよね。まぁ失敗する投資の典型的な見本となる可能性も非常に高いわけですが・・・笑

レバ系商品の売却は10~15年後くらいを予定しておりますが、その頃にはいったいどれくらいの金額になっているのか・・・。仮に10年後くらいに想定以上に利益が出てたら、その時は配当の出るETF(VOOやVYM、VIG等)に切り替えようとか、ちょっと気は早いですが出口戦略も考えておく必要はありますね。

ひとまずは直近の短期目標として、レバ系商品のみで元本1000万円を目指してみます(来年にはいけそう)。

さて、(株式にとって)厳しかった2022年も残り1か月となりましたが、直近の株価の動きを見てると、もしかしてクリスマス&年末ラリーくるんじゃない?という淡い期待も見え隠れするのですがさて結果は・・・?

次回の運用報告の更新は年明けになると思いますが、今年1年の振り返りや現在のPF比率等も公開したいと思います。

それでは皆様、また次回更新でお会いしましょう!

期待すれば落ちる、期待しなくても落ちる今年の相場はホントに大変でした。・・ってか、来年もまたこの状態が続くかもしれないんですがね・・・コツ男は来年もポジティブ思考で行きます。

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