皆等しく資産が爆増したであろう5月の米株式市場において、世界最大の注目を集めたNVIDIAの決算でしたが、5月22日(日本時間の23日)に発表された1Q(2-4月期)の内容は市場予想を超えた好決算となりました。
- 売上高は予想246.9億ドルに対して260.4億ドル
- EPSは予想5.65ドルに対して6.12ドル
- 粗利益率は予想77.0%に対して78.9%
さらに1対10の株式分割を発表し、大幅増配(150%増となる1株当たり10セント)も好感されて株価は大きく上昇。
決算前は1000$を伺う展開でウロウロしていましたが、その1000$をあっと言う間に超えて過去最高値を更新し続けています。
前回の決算でも超決算を出して市場を牽引していきましたが、今回も同じくエヌビディアが市場を引っ張ってくれました。
ホントにもうエヌ様(NVDA)には足を向けて寝ることが出来ません。
2024年5月の資産総額
2024年5月終了時点の総資産は¥22,989,725となりました!2か月ぶりに2,000万円の大台に復帰・・・どころか大きく超えてくれました。
前月比は過去最高の上昇値となる¥3,924,726(20.59%)で、年末ラリーの最中に記録した去年11月の上昇を抑えて堂々の1位。素晴らしい!
年初来も¥5,359,407(30.40%)でこちらも大きく上昇。去年と同じく「セル・イン・メイ」のアノマリーを無視した、一方的な右肩上がりで文句なしの優勝を達成しました。
NVIDIA、最高ですね!
とはいえ、同じく去年5月のAIバブルが明確に発生した時に比べたらエヌビディア以外は少し期待外れな感じもしましたが、それはさすがに贅沢というものでしょうか。
時価評価額と含み損益
5月末時点での時価評価額と含み損益。5月は余剰資金が多めに出たこともあり、元本が前月比で約¥125万円程増加。
冒頭で過去最高の上昇値と紹介しましたが、この買い付け額もコミでの記録更新なので、まぁちょっとインチキくさい気もします笑
含み益は今年2月以来となる400万円台に到達。これも全てエヌビディアのお陰です。
今回の記事タイトルにも入れましたが、本気でエヌビディアに頭が上がらないという投資家は多そう。
運用資産と含み損益の推移
直近は緩やかな動きで面白みのなかった折れ線グラフですが、5月の上昇によって急角度でグラフが立ちました。これこれ。こーいうのが毎月見たい。
こちらは2023年~2024年分のグラフ。4月に凹んだ分を十二分に取り戻す動きでやはり優勝です。
去年は5月から7月にかけて力強い上昇を見せてくれたのですが、今年も同じようなチャートになってくれるんでしょうか。
5月の新規買付分
5月は結構まとまった余剰資金が出たので色々と購入しております。
- iFreeNEXT FANG+インデックス:¥150,000(つみたて投資枠)
- iFreeNEXT FANG+インデックス:¥800,000(成長投資枠)
- eMAXIS Slim 米国株式:¥50,000(特定)
- Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式):¥50,000(特定)
- 楽天S&P500:¥68,000(iDeCo)
- レバナス:¥9,526(特定)
- LABU:約¥74,000(特定)
- 仮想通貨(BTC/ETH/XRP等):¥16,500
- その他:¥33,000(定期預金/変額個人年金)
自動&手動購入も含めて合計で約125万円の買付けです。
纏めてみると今月は結構な額入れてますね。特にFANG+は今年中に成長枠も埋める方針にしたので、積極的に購入してます。
他にはリバランスも少々。TSLLを利確、MARAを損切。その資金でMU(マイクロン・テクノロジ)を買増しです。
TSLLは少しだけ利益でましたが、お試しで購入していたMARAはずっと含み損の状態で、購入してから一度もプラスになることなく処分。まぁこれ買うなら仮想通貨を直接買う方が良いという結論になりました。
尚、iDeCoを除く上記銘柄の買増しは全てエヌビディアの決算前に完了させていました。
エヌビディアの決算が良い方に賭けての決算プレーを慣行したわけですが、結果は大勝利。定額預金以外は全てエヌビディアの影響を受けていたと思われます。
LABUの買増しについては「前月一番下がっていた銘柄を買う」というルールの元、ナンピンです。
こんな感じでスプレッドシートで騰落率が一目でわかるようにしています。4月末の時点で数字を確認して、月間で一番下がっていた所有する3倍ETFを月初に買う、という流れですね。
その結果、LABUが僅差でSOXLに勝利!全然嬉しくない逆No1で優勝したLABUには、引き続き期待しかありません。
・・・僅差でSOXLよりほんの少しだけ下とか、何かしらの意思を感じずにはいられません。
後から振り返ればこんなルール無視してSOXLかエヌビディア買っとけばよかったんですが、まぁそこはルールなので。
5月に行ったこと
Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)をお試しで買ってみた
果たしてこの投信は買うに値するのか・・・?
というわけで、Xとブログ用のネタが欲しかったのでお試しでTracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)を買ってみました。
S&P500の時価総額上位10社に丸っと投資することができる投資信託、それが「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」です。※以後S&P500トップ10で表記。
S&P500トップ10についてはギトギトさんの解説が超詳しいので是非動画をご覧になってください。
2024年2月現在の組み入れ銘柄はこの様になっています。上位10銘柄ということで、有名企業がずらりと並んでいます。
TOP10と言いながら12銘柄が組み込まれていますが、、日興アセットマネジメントさんの説明によれば「1社で複数の銘柄が上場している場合や、スピンオフ(分離・独立)などの理由から、構成銘柄数が10を超えることがあります。」とのこと。
詳しくは公式サイトの概要PDFを確認してください。
>>Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)の概要(PDF)
そんでもって、この組み入れ銘柄を見てる限りだと、ナスダック100かFANG+(もしくはレバナス)でいいかな?と改めて思った次第です。
まぁネタ枠で今後の動きも確認したいので暫くは保有しておきますが、気が付けば売っぱらってFANG+の成長枠に移動してそうな気はしてます。
2024年5月の1か月&年初来チャート
5月の一か月チャート。今月から「NYSE FANG+指数」を追加してナスダック総合を除外しました。
私のPFにおいて特に重要な指数はS&P500とラッセル2000、そしてナスダック100なのですが、5月の買増しでFANG+も比率が高くなってきたので、今後はこの5つの指数をモニターしていきます。
5月は見ての通りの大暴騰で完全勝利となりました。ラッセル以外は全ての指数で終値ベースで史上最高値を更新しています。
そしてチャート見てて気づきましたが、てっきりエヌビディアの決算後(23日以降)に爆騰がりしたと思い込んでましたが、1か月を通してジワジワと上昇していたんですね。
後半はPCEの発表を控えて利益確定が優勢となり下げましたが、十二分に利益の出た一ヶ月となりました。
年初来の動き。4月の大きな谷を越えて再び上昇を開始した各指数ですが、エヌビディアの組入比率が大きいFANG+が頭一つ抜けています。
テスラやスノーフレークなどが足を引っ張る中、このリターンは凄い!いや、エヌビディアが凄すぎるのか・・・。
S&P500もナスダック100も力強く上昇。ダウは史上最高値を更新するもイマイチ、金利高止まりの中でラッセルは奮闘してますがまだまだこれからと言ったところ。
S&P500とナスダック100でそれほどリターンに違いが無いですね。エヌビディアを除くビッグテックの株価が軟調なことも影響してそうです。
5月はエヌビディアを持つ者、持たざる者で大きな差が出た1か月となりました。
3倍ETFの5月チャート。上から順番にSOXL、LABU、TECL、TMFです。
4月はかなり落ち込みましたが、今月は見事にリカバリーしてくれました。
やはりエヌビディアの好決算が牽引してSOXLが強かったですね。後半少し下げてしまいましたが、それでも十分な上昇。
そして、ヤられてたイメージの強かったLABUはなんと+でした。
・・・あぁ、印象だけで見てましたが、ボコボコにやられてたのは先月でしたね。よく頑張ってくれました!
とはいえ、先月やられ過ぎたので現在も含み損は約-28%。F〇〇K!!(ピー音入れました)
年初来チャート。相変わらずの明暗くっきり。金利がまたジワジワ上昇してますので、LABUもTMFも厳しい状況に変りはありません。
特にTMFは一体いつになったら・・・とやきもきしているホルダーも多そうです。
私は機会損失が我慢の限界を迎えてしまい、ちょうどマイナス10%になった時点で1株だけ残して損切。その後、さらに20%くらい下がったので、今となっては切っといてよかったなと思います。
市場出し抜きプレーはしょせん絵に描いた餅。今後は噂で買い事実で売るようなことはしません!・・・たぶん!
SOXLは相変わらず優勝。利確ゾーンの+100%を見る日も近いのか?!
6月の運用方針
5月に続いて、6月も同じく自動買付&手動で決められた銘柄を購入していきます。
- iFreeNEXT FANG+インデックス:¥150,000(つみたて投資枠&成長投資枠)
- eMAXIS Slim 米国株式:¥50,000(特定)
- 楽天S&P500:¥68,000(iDeCo)
- 仮想通貨:¥16,500
- 楽天ポイントでレバナス(特定)
- 余剰資金でFANG+(成長投資枠)か3倍ETF
- その他:¥33,000(定期預金、変額個人年金)
6月も引き続き相場の状況やタイミング等も全て無視して、淡々と購入していくのみです。
アノマリー的には6月相場はイマイチとされていますが、去年と同じ様にそんなの無視して一方的な右肩上がりを今年も見てみたいのでよろしくお願い致します。
今月のまとめ
- PPI&CPIは無事通過
- ダウが終値で史上最高値を更新
- ビッグテック系の決算が好調
- エヌビディアが再び神決算
- PMIの予想上振れ
- FOMC議事録タカ派寄り
- まさかの年内1回利上げも?
- 金利上昇&利下げ後退
- PCEデフレーターは市場予想通りで無事通過
- DMMビットコインが流出(482億円)
5月はビッグテック系の決算が相次ぎましたが、終わってみれば次々と市場予想を上回り全体的に株価は上昇。
金利が高止まりの状態でも、米国経済は強さを見せています。
一方、GDPが予想値を下振れしたり、新規失業保険申請件数がジワっと増えていたりと、徐々に金融引き締めの効果が出てきていると思われる数字も。
このままインフレも収まらず、GDPもマイナス成長を記録するようなことがあれば「スタグフレーション」が現実味になってきますが、果たしてソフトランディングを達成することができるのか?
パウエルさんをはじめとしたFRBメンバーは、非常に難しい舵取りを強いられることになりますが、我々一般市民に出来る事は「バイ&ホールド」で自分が信じる指数や銘柄(ETF)をしっかりと握ることだけです。
というわけで今回もこの辺で。6月は仕事がかなり忙しくなる気配なので、今から気合を入れていきます!
毎度簡単に報告終わらせようと執筆を開始するも、気が付けば5000文字オーバー。もちろん資産運用が順調なので饒舌になってるだけですw