2025年5月も波乱の多い1か月となりましたが、概ね皆さんの資産は増えたのではないでしょうか?
まぁ増えたというよりは、元に戻りつつあるだけ、といいますか・・・。
特にこの発表はインパクトがありましたね!
米国は中国製品への関税を145%から30%に引き下げ、中国側も米国製品への関税を125%から10%に引き下げました。
この発表が好感されて大きな稲妻が走る展開になりました!
ざっくりまとめるとこんな感じ。
- S&P500指数は、月間で2023年11月以来最大の上昇率を記録。
- ナスダック総合指数も同様に、2023年11月以来最大の月間上昇率。
- ダウも反発。全体として上昇基調を維持。
そして、5月29日には米連邦巡回控訴裁判所がトランプ大統領の広範な関税を復活させる判断を下して、再び株価は下落上昇の慌ただしい動きで5月を終えました。
トランプ大統領が「中国が相互に関税率を引き下げる米国との合意に違反したと」とXでポストしたことで、市場は「また関税問題の再燃か?!」と嫌気する場面も。
もうずっとトランプさんにかき乱されてる米国市場ですが、気が付けばS&P500もナスダックも最高値付近まで戻ってきていますので、結局今回の下落も「調整」の範囲で、とても「暴落」と言えるような動きではなかったということですね。
今回の下落でも引き続きバイ&ホールドできた皆様は、また握力が高まったのではないでしょうか?
そんな慌ただしくも、株価が急回復してくれた5月の資産報告をご覧ください。
2025年5月の資産総額

2025年5月終了時点の総資産は¥25,489,077となりました。前月比は¥3,857,121(17.83%)で結構回復しましたが、年初来では¥-2,974,788(-10.45%)となっておりまして、まだまだ大きな含み損となっております。
とはいえ、前月(4月末時点)の年初来は¥-6,831,909(-24.00%)だったことを考えれば、もうこれくらいの含み損は実質元に戻ったくらいの感覚があります!
いや~壊れてますね~感覚がw
件の関税問題で、米中間に一定の譲歩が見られこたことで月半ばに株価は爆上げしたわけですが、それでもまだ戻りは半分程度といったところ。
レバレッジの逓減がどれだけ厳しいものであるか?を身をもって体験しております。ノンレバの主要指数(S&P500やナスダック)なんてそろそろ元に戻りそうなところまで回復してますもんね。
うん。改めてレバレッジはダメですよ~。大やけどしますw
それでもレバレッジ掛けてやってみたいという方は、ほんとに少額(PFの1~3%程度)で遊ぶようにしてくださいw
時価評価額と含み損益

5月末時点の評価損益の様子。まだ戻りは半分くらいですが、総資産から-12%程度のマイナスであれば通常運転。
最悪、資産がここから半分程度になっても許容することにしております。
元本は先月から約39万円の増加。 自動積立以外は特に買い増しも行わなかったのですが、その場合は毎月これくらいの金額が自動で積みあがるようになっています。
残り半年も同じくらいの額を毎月入れていく形になりますので、今年中に元本が3,000万円を超えそうです。
運用資産と含み損益の推移

今年に入ってからの含み損益。まだまだマイナスですが、ようやく下げ止まって反転の気配。6月の結果によっては持ち出し分も解消できそうですが、まぁ気長に待ちます。

2023年~の損益グラフはこんな感じに。直近数か月の下げの大きさが分かりますが、反転の角度も急です。これがレバレッジの威力よ。
5月の反転で時価評価額は今年の2月付近まで戻しています。レバレッジは下がるのも早いですが、当然上昇も早い。元指数が好調であれば一気に伸びてプラテンも時間の問題・・・なハズ笑
そうなってくれないとまったくウマ味が無い爆損投資家となってしまいますので、ほんとにお願いしますよ~トランプさん。もう何もしないでお願いします
5月の新規買付分&行ったこと
5月は定期買い付け以外は何もせず静観の1か月となりました。これまた引き続きお仕事に精を出していたこともあり、日々の株価動向は毎朝少しチェックする程度でほぼ見てないような状態でした。
うん。なんか丁度良い距離感!変なストレス(仕事のストレスはありますが)を抱えることも無いので、長期投資目線の投資家においては、日々株価見るなんて意味ないですね。
- iFreeNEXT FANG+インデックス:¥100,000(つみたて投資枠)
- iFreeNEXT FANG+インデックス:¥50,000(成長投資枠)
- eMAXIS Slim 米国株式:¥90,000(特定)
- 楽天S&P500:¥68,000(iDeCo)→スイッチングで楽天ナスダック100に変更
- 小規模企業共済:¥70,000
- その他:¥36,000(定期預金/変額個人年金)
いつもの定期買い付け以外は、楽天ポイントでレバFANG+を買い増したくらいなのですが、それよりもiDeCoの楽天S&P500を楽天ナスダック100にスイッチングした件が個人的には大きな出来事かなと思います。
詳細については上記の記事でまとめました。S&P500の年リターンがおおよそ7~8%くらいと言われていますが、ナスダック100はなんと平均15%程度もあると言われています。
当然それだけボラティリティも高く、安定感もS&P500に比べて低いのですが、レバレッジも含めてハイテク全力を謳っている私としては、当然スイッチングしないわけにはいかないので速攻で手続きを行った次第であります。
これでNISA枠に続いてiDeCoもハイテク集中となったわけですが、この結果が分かるのはまだまだ先の話。
それまでこのブログの運営が続いていたら、もちろんその結果も包み隠さず紹介したいと思います。
2025年5月の株価推移

主要指数の1か月チャート。やはり米中間の関税バトルに一定の改善が見られた際に発生した稲妻の上昇が大きかったですね。
どの指数も軒並み上昇しましたが、ハイテク中心のナスダック100とFANG+は特に大きく上昇してくれました。
冒頭でもチラっと触れましたが、単純に売られすぎていた分が戻っただけではありますが、この間に積み上げた分は決して無駄ではありませんでしたね。

年初来チャート。ダウとラッセルはまだマイナスですが、S&P500、ナスダック100、そしてFANG+はもう年初来での最高値を更新。ドル換算では実はもう元に戻ってたりします。
この間にしっかりと仕込めた方はおめでとうございます!まだこの先も株価は上下して安定しないかもですが、ひとまず今回もバイ&ホールドで問題無かったということですね。

私のPFで主力を張る3倍ETF達。上から順番にSOXL、TQQQ、LABU、TSLL(テスラの2倍ブル)、NVDU(エヌビディアの2倍ブル)で、保有資産の多い順番で並べています。
言うまでもなく爆上がりです。さすがは3倍ブルのETF。上昇フェーズに入った際の爆発力はやっぱりすごいのでした。
そう、LABUを除いては・・・

将来の宝くじ枠と夢見て買い始めた2022年からもう3年ホールド中現在の含み損は-67%!元本約480万円が現在160万円の大爆死です。
コイツは一体いつになったら爆発するんでしょうか?
もう損切りできない水準の大きなマイナスを抱えていますので塩漬け決定ではあるのですが、あと20万円程買い増して丁度500万円になったらもう今後一切買い増しはしません。
・・・でもでも、それでもまだLABUには期待してるんですよ。いつかきっと、近い将来にバイオテクノロジーの時代が来るはず。それまでは魔人ホールドでLABUを保有し続けます。
(とかいって次少しでもプラスになったら全利確しそう)

こちらは同じく3倍ETF達の年初来チャート。やー、こっちはまだ全然戻ってきてませんね。3倍ブルの激しい逓減を目の当たりにしております。
しかし、ナスダック100の3倍ブルであるTQQQは凄いですね。なんやかんやともう-10%付近まで戻ってきてます。
あと一回稲妻が発生すれば+になります。
一方のSOXLは、+に復帰するためにはまだまだ時間がかかりそう。まだ20ドルを割る水準で割安ではあるのですが、そろそろ過熱感も出てるので、一旦の調整は発生しそうですね。
SOXLは4月に10ドル割った際に160株程ナンピンしたのですが、6月も大きな調整があればまた少し突っ込んでみたいと思います。
LABUと違って半導体関連は明確に上昇も期待できるので、ナンピンで取得単価を下げていく戦略はありだと思います。
尚、マイルールに従い、SOXLの利確ポイントは次に+100%を確認してから・・としていますが、このままだと今年中はもちろん、来年、再来年と数年はかかりそうな感じはしてます。
6月の運用方針
毎月同じ内容となりますが、6月も引き続き定期購入以外は余剰資金が出れば各レバレッジ商品の買い増し(ナンピン)を行いますが、そろそろ成長枠も残り入れていかないとな・・・と考えております。
今のところ毎月成長枠には5万円を入れておりまして、5月末の時点で215万円分の成長枠が残っています。
年始に立てた予定では、SOXLをどこかで利確して成長枠でFANG+をまとめて購入する予定だったのですが、皆様ご存じの通りDeepSeekショックからの関税ショックによって私のSOXLは大ダメージを受けてしまい、とても現状利確できるような状況ではありません。
5月末現在でSOXLの含み損は-50%くらいになっておりまして、「あれ?これってホントに元に戻るの?」という状況ですw
なのでそろそろ成長枠に本腰入れていかないと年内埋めることが難しくなってしまいますので、6月以降の余剰資金は成長枠につっこんでいく可能性が高くなっております。
まぁこの辺りもわりかし適当にやってますし、必ずしも成長枠を無理して年内に埋める必要もないので、なるようになるの精神で気長にやっていきます。
今月のまとめ
それでは今月のまとめ。
- 米国が中国製品への関税を「145% → 30%」に一時引き下げ(90日間限定)
- 中国も米国製品への関税を「125% → 10%」に引き下げ、相場に安堵感
- S&P500とナスダック指数が2023年11月以来の月間最大上昇率を記録
- NVIDIAなどAI・半導体銘柄の好決算が市場をけん引
- テスラ、ロボタクシー構想発表で株価急騰
- 月末、米控訴裁が関税再復活を認め、トランプ氏の発言で再び懸念再燃
- トランプ大統領「中国が合意違反」とポスト、市場が一時動揺
- それでも米主要指数は5月を通して強い上昇トレンドを維持
- 長期投資家にとっては調整を含んだ力強い上昇相場となった一ヶ月
2025年5月の米国株市場は、関税引き下げによる一時的な安堵と、月末の再燃リスクが交錯する中で、テック株を中心に大きく反発した月となりました。
S&P500やナスダックは2023年11月以来の上昇幅を記録し、揺れながらも着実に最高値圏へと近づいていますが、長期目線を崩さずホールドを続けた我々長期投資家にとっては、自信を深める展開だったと言えるんじゃないでしょうか?
ここ数か月は暴落煽りも散見されたようですが、それにも負けず、がっちりとホールドしていた方は今回もまたまた勝者。
AIバブルはもう終わったという暴落煽り系インフルエンサー達も、次の暴落煽りネタを探して日々ネガティブな発信を続けていくのでしょうが、我々はそういった情報に惑わされず、世界最強の米国株にだけ投資を続けていけば良いのです・・・!
それではまた、来月の資産報告記事にてお会いしましょう!来月には含み損無くなってたらいいなと僅かかな希望を抱きつつ、6月もお仕事頑張っていきます。