
最近、証券口座への不正アクセスや不正取引に関するニュースを目にする機会が増えました。
楽天証券を利用している人の中にも、「自分の口座は本当に大丈夫?」と不安に感じている人がいるかもしれません。
金融庁によると、証券会社を装った偽サイトなどでログインIDやパスワードを盗み、不正アクセス・不正取引を行う被害が発生しています。証券会社そのものから情報が漏れるだけでなく、利用者を偽サイトへ誘導して認証情報を盗むフィッシングが大きな問題になっています。

パスワードだけではなく「パスキー」を使う
こうした被害への対策として、楽天証券では2026年6月から順次、ログイン時のパスキー認証を必須化しています。

パスキーは、従来のID・パスワードとは違い、端末に保存された認証情報を使ってログインする仕組みです。
フィッシング詐欺やパスワード漏えいのリスクを大幅に減らせるのが大きなメリットで、金融庁もパスキーなどのフィッシング耐性のある多要素認証の利用を推奨しています。
楽天証券ではPC・スマートフォンなど複数の端末にパスキーを登録できます。

スマホではFace IDなどの生体認証も活用
私はスマートフォンの楽天証券「iGrow」でもパスキーを設定し、Face IDを使ってログインできるようにしました。
正確には、Face IDが別のパスワードになるわけではなく、本人確認のための生体認証を使って端末内のパスキーを利用する仕組みです。楽天証券も、パスキーでは生体認証とデバイス認証を組み合わせてログインすると説明しています。
IDとパスワードを毎回入力する方式より、フィッシングへの耐性を高められます。
これだけはやっておきたい
楽天証券を使っているなら、最低でも次の対策はしておきたいところです。
- パスキーを設定する
- スマホではFace ID・指紋認証などを利用する
- メールやSMSに届いたリンクから証券口座へログインしない
- 楽天証券公式サイトをブックマークし、そこからアクセスする
- OSやブラウザ、アプリを最新状態にする
- 定期的に口座の残高・取引履歴を確認する
金融庁も、メールやSMSのリンクを開かず、あらかじめ登録した公式サイトのブックマークからアクセスすることを推奨しています。

大切な資産だからこそ、ログイン方法も見直そう
長期投資では、何年、何十年とかけて資産を積み上げていきます。
それだけに、「投資先を何にするか」だけでなく、「その資産をどう守るか」も同じくらい大切です。
楽天証券を利用していて、まだパスキーを設定していない人は、一度セキュリティ設定を確認してみてください。
スマートフォンでもパスキーを登録し、Face IDや指紋認証なども活用する。
ほんの数分の設定で、大切な資産を守る力を大きく高められます。
投資して増やすだけでなく、パスキーやFace IDなども活用して、しっかり資産を守っていきましょう。

なお、楽天証券以外の証券会社を利用している場合も考え方は同じです。各社が提供しているパスキー、多要素認証、ログイン通知などのセキュリティ機能を確認して、有効にしておくことをおすすめします。

