また少し気になる投資信託を見つけました。その名も、イノベーション・インデックス・AI。
これは名前の通り、AI関連企業に投資するインデックスファンドです。
コツ男は現在、FANG+、レバナス、NASDAQ100、S&P500を中心に運用しています。なので、AIや半導体、米国グロース株にはすでにかなり投資している状態ではあります。
それでもこのファンドが少し気になった理由は、単なる「AI大型株ファンド」ではなく、AIを支える半導体・ストレージ・データセンター周辺にもかなり投資しているように見えたからです。
今回は、イノベーション・インデックス・AIの中身、特徴、メリット、注意点、そして私ならどう位置づけるかを整理して書き出してみます。
イノベーション・インデックス・AIとは?
イノベーション・インデックス・AIは、三井住友DSアセットマネジメントが運用する投資信託です。
世界のAI関連企業に投資し、STOXXグローバルAIインデックスという指数への連動を目指すインデックスファンドで、ざっくり言えば、世界の「AI関連株」にまとめて投資できるファンドです。
為替ヘッジは原則無し。つまり米国株や海外株式ファンドと同じように為替の影響も受けます。
基本情報
以下はイノベーション・インデックス・AIの基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ファンド名 | イノベーション・インデックス・AI |
| 運用会社 | 三井住友DSアセットマネジメント |
| 投資対象 | 世界のAI関連企業 |
| ベンチマーク | STOXXグローバルAIインデックス |
| 為替ヘッジ | 原則なし |
| 信託報酬 | 年0.8195% |
| 設定日 | 2018年6月29日 |
| 償還日 | 無期限 |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠対象 |
信託報酬は年0.8195%でFANG+よりかは少し安い程度で、決して安い部類の手数料じゃないです。
S&P500やNASDAQ100系の低コスト投信と比べると、正直高く感じますが、AIテーマ型の投資信託として見ると、異常に高いというほどではありません。
とはいえ、長期で主力にするならコストはやはり気になりますね。
上位銘柄がかなり面白い!
このファンドで一番面白いと感じたのは、組入上位銘柄です。
上位には、Intel、AMD、Seagate、Alphabet、NVIDIA、Western Digital、Microsoft、Meta、Oracle、Broadcomなどが入っていますが、これを見て少し意外に感じました。
AIファンドというと、NVIDIA、Microsoft、Alphabet、Metaあたりが中心のイメージがあり、もちろんこのファンドにもそれらの銘柄は入っています。
ただ、それだけではありません。Intel、AMD、Seagate、Western Digitalのような、半導体・ストレージ・AIインフラ寄りの銘柄もかなり上位に入っています。
つまり、このファンドは単に「生成AIアプリ企業に投資するファンド」ではなく、AIを支える半導体、ストレージ、データセンター周辺にも投資しているファンドだと感じました。
これはけっこう面白い。
FANG+やNASDAQ100と何が違うのか?
コツ男はすでにFANG+やレバナスを持っています(現在のPFに占める割合は合計で約64%程)。
なので、個人的には「これ以上AI系の商品を増やす意味があるのか?」と思いますが、この投信の中身はFANG+やNASDAQ100とは少し違います。
FANG+は、メガテック10銘柄にかなり集中した商品です。NVIDIA、Microsoft、Meta、Alphabet、Amazon、Apple、Broadcom、Micron、Netflix、Palantirなど、AI・メガテックの主役級に集中して投資できます。
NASDAQ100は、米国の大型グロース株全体に広く投資できます。
一方で、イノベーション・インデックス・AIは、AIというテーマを軸にしながら、半導体、ストレージ、ソフトウェア、クラウド、データセンター関連まで広く拾っている印象です。
つまり、FANG+やNASDAQ100の代わりにするというより、AIテーマの補完枠として見る方が自然です。
メリット
このファンドのメリットは、AI関連企業に幅広く投資できること。NVIDIAやMicrosoftだけでなく、AMD、Intel、Seagate、Western Digital、Oracle、Broadcomなど、AIインフラに関係する銘柄にもまとめて投資できます。
特に最近は、AI投資の流れがGPUだけでなく、メモリー、ストレージ、データセンター、電力設備などにも広がっています。
そう考えると、このファンドは「AIの本体」だけでなく、「AIを支える周辺インフラ」にも投資できる点が魅力です。
また、NISA対象なのも大きなメリットですね!
つみたて投資枠・成長投資枠の対象になっているため、NISAでAIテーマに投資したい人にとっては選択肢に十分入ってくると思います。
注意点
一方で、注意点もあります。
まず、信託報酬は年0.8195%です。
低コストインデックスファンドに慣れていると、少し高く感じます。S&P500やNASDAQ100のような王道インデックスを長期で積み立てる場合と比べると、コスト面では不利です。
次に、値動きはかなり大きいです。
AI・半導体関連の株式に投資するため、上がる時は大きく上がりますが、下がる時もかなり下がるはずです。
株式全般に言えることではありますが、絶好調のAI・半導体銘柄とはいえ、安定資産ではありません。
AIブームが続く局面では強いですが、半導体やグロース株が売られる局面では大きく調整する可能性があります。
また、AIテーマはすでにかなり期待が乗っています。良いテーマであることと、今すぐ全力で買ってよいことは別問題。
ここは冷静に見たいところです。
で、結局買いの投信なのか?
個人的にイノベーション・インデックス・AIはかなり面白いファンドだと思いますが、主力にはしません。
私の資産形成の本体はFANG+とレバナス、そしてNASDAQ100に加えてS&P500で脇を固めています。
このPFにおいて、もしもこのファンドを入れるなら「AIテーマの補完枠」、つまりサテライト枠になります。
比率で言えば、総資産の5%くらいまでが現実的かなと思います。
すでにFANG+やNASDAQ100を多く持っている人が、このファンドを大きく買うと、AI・半導体・米国グロース株への集中度がさらに高くなります。
なので、買うなら「面白いから少し持つ」くらいの距離感がちょうどいいんじゃないかなと思います。
どんな人に向いているか?
イノベーション・インデックス・AIが向いているのは、以下のような人です。
- AIテーマに投資したい人
- NVIDIAだけでなくAI関連企業に広く投資したい人
- 半導体、ストレージ、クラウド、データセンター周辺も拾いたい人
- NISAでAI関連ファンドを持ちたい人
- 値動きの大きさを理解している人
- S&P500やNASDAQ100に加えて、サテライト枠を作りたい人
逆に、安定運用をしたい人や、低コストを最優先したい人にはあまり向きません。
まとめ
イノベーション・インデックス・AIは、世界のAI関連企業に投資できるインデックスファンドです。
中身を見ると、NVIDIA、Microsoft、Alphabet、MetaのようなAI・メガテックだけでなく、Intel、AMD、Seagate、Western Digital、Broadcomなど、AIインフラ寄りの銘柄もかなり入っています。
その意味では、単なるAIブーム便乗ファンドというより、AIを支える半導体・ストレージ・データセンター周辺にも投資できる面白いファンドだと思います。
ただし、信託報酬は年0.8195%で、低コストインデックスファンドと比べると高めです。また、AI・半導体テーマなので値動きはかなり大きくなるはずです。
私の結論としては、イノベーション・インデックス・AIは面白い。けど主力ではなく、AIテーマのサテライト枠ですね。FANG+やNASDAQ100の代わりにするというより、AIインフラも含めて少し補完したい人向けの商品かなと思いました。
もし買うとしても総資産の3〜5%くらいで、PFにちょっとしたスパイスを入れる感じになるでしょうか?
これ買うならSOXLを少し持つ方がいいかな?とも思いますが、SOXLは現状300ドルを伺う付近まで上昇していて、今からinするのはかなり怖い。
そのような場合、ノンレバのこの投信ならそれなりに安心して入ることはできると思います。
あとはDRAMでも良さそう。ETFがいいか投資信託がいいかは好みもありますので、どちらか好きな方を選んでおけばまぁAIや半導体のバブルに乗ることはできるかな?

オルカンやS&P500しか持っていない、という方であれば、この投信はAIテーマを少し広げるためのスパイス枠として有効に機能する可能性は十分にあると考えます。
