
新NISAが始まってから、コツ男はFANG+を主力の一つとして積み立てています。
FANG+は米国を代表する大型テクノロジー・成長企業へ集中して投資できる指数です。好調な時の爆発力は文句なし。一方で、10銘柄へ集中するため下落時のダメージも大きくなります。
しかもNISAで出た損失は、特定口座や一般口座の利益と損益通算できません。非課税だから何でも有利、という単純な話でもないんですよね。
今回は、NISAでFANG+を買う前に確認しておきたいメリットとリスクを、実際に積み立てている立場から整理します。
iFreeNEXT FANG+インデックスはNISAの両枠に対応
私がNISAで保有しているのは、iFreeNEXT FANG+インデックスです。
2026年7月時点では、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で購入できます。ただし、金融機関によって取扱商品は異なるため、自分の口座で購入できるかは事前に確認が必要です。
現在のNISAは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円。両方を合わせて年間360万円まで投資できます。
非課税保有限度額は合計1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円が上限です。制度は今後変更される可能性もあるため、最新情報は金融庁で確認してください。
FANG+をNISAで保有するメリット
一番分かりやすいメリットは、値上がり益が非課税になることです。
FANG+は値動きが大きく、うまく成長すれば利益額も大きくなる可能性があります。通常は売却益に税金がかかりますが、NISA口座なら制度の範囲内で非課税です。
もう一つは、少額から自動積立できること。米国株を10銘柄それぞれ買うより管理が簡単で、構成銘柄の入れ替えや配分調整も指数側で行われます。
私は個別株をあれこれ売買するとガチャガチャしがちですが、投資信託なら自動積立にして放置できます。自分にはこの「触りにくさ」が結構大事です。
10銘柄集中はメリットであり最大のリスク
FANG+は原則10銘柄へ均等に投資する少数精鋭型です。
大型ハイテク企業が一斉に上がる局面では強い一方、同じテーマがまとめて売られると逃げ場が少なくなります。NASDAQ100やS&P500より構成銘柄が少ないため、1社の不調も指数へ大きく反映されます。
FANG+とNASDAQ100の構成、集中度、値動きの違いはこちらの記事で詳しく比較しています。

分散投資という言葉から受ける安心感とは、だいぶ距離のある商品です。10社に分かれているとはいえ、業種や値動きの方向はかなり似ています。
NISAなら損をしても問題ないわけではない
NISAは利益が非課税になる一方、損失を他口座の利益と損益通算できません。損失を翌年以降へ繰り越すこともできません。
つまり、大きく下落して損切りした場合、税務上その損失を活用できないということです。
また、NISAの非課税メリットは利益が出て初めて生まれます。過去の成績が良かったからといって、今後も同じリターンになる保証はありません。
非課税という言葉だけを見て、生活資金まで突っ込むのは違います。そら下がった時に耐えられません。
値動きが大きくても積立を続けられるか
FANG+を買う前に考えたいのは、上昇時の利益より下落時の行動です。
私は2026年5月、FANG+とNASDAQ100の上昇で資産が大きく増えました。こういう月はFANG+の集中投資が気持ちよく機能します。

一方、2026年7月は大型グロース株中心のPFが不調となり、総資産も大きく減りました。増える時だけではなく、凹む時も速い。これが攻撃型PFの現実です。

下落を見て積立を止めたり、別の商品へ頻繁に乗り換えたりするなら、最初から積立額を抑えた方が続けやすくなります。
私がつみたて投資枠と成長投資枠で買う理由
コツ男は大型ハイテク企業の長期的な成長へ期待しているため、FANG+をNISAの攻める本体にしています。
つみたて投資枠では毎月の自動積立を継続し、成長投資枠でもFANG+を優先しています。短期で強い商品へ乗り換えるより、決めた商品を長く保有する方が自分に合っているからです。
現在の本体、サテライト枠、遊び枠、夢枠を含む運用方針はこちらにまとめています。

ただし、FANG+だけで十分に分散できているとは考えていません。特定口座ではS&P500、iDeCoではNASDAQ100も積み立てていますが、それでもPF全体はハイテク・大型グロース寄りです。
この偏りを理解したうえで、高いリターンへの期待と大きなドローダウンの両方を受け入れています。
FANG+をNISAで買う前の確認項目
- 10銘柄への集中を理解しているか
- 大型グロース株がまとめて下落する可能性を許容できるか
- NISAの損失は損益通算できないと理解しているか
- 数年単位で不調でも積立を継続できる金額か
- S&P500や全世界株式との役割を分けているか
- 生活防衛資金を別に確保しているか
- 最新の目論見書と費用を確認したか
一つでも気になる項目があれば、積立額を小さくする、より広く分散された指数と組み合わせる、そもそも買わないという選択もあります。
まとめ:非課税より先に集中リスクを確認する
FANG+をNISAで保有するメリットは、値上がり益を非課税にでき、少額から自動積立できることです。
一方で、10銘柄への集中、値動きの大きさ、NISAでは損失を損益通算できない点には注意が必要です。
私はFANG+をNISAの主力として積み立てますが、誰にでも向いている商品とは考えていません。下落してから考えるのではなく、下落時にも続けられる金額を先に決めておくことが大切です。
今後も上昇に期待しつつ、凹む時はきっちり凹む商品だと理解したうえで積み立てます。ジャストキープバイイングです。
関連する過去の記録
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参考資料
※本記事は私自身の運用記録と考え方をまとめたもので、特定の商品や売買を推奨するものではありません。投資には元本割れを含むリスクがあります。制度と商品内容の最新情報を確認し、ご自身の判断で投資してください。

